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知っておきたい!ドクターのための保険講座 −勤務医から開業医 更に医療法人のための保険知識−

 
編集部
株式会社保険ステーション 成木敬幸氏株式会社保険ステーション
成木敬幸氏
本日はドクターのための保険講座として、生命保険と損害保険のプロフェッショナルにお話しをして頂く企画で、長年ドクターの保険相談をされて来たお二人にお越しいただきました。株式会社保険ステーションの成木敬幸氏と、ソニー生命保険株式会社の竹田英志氏です。忌憚の無いお話をしてもらいたいと思います。どうぞよろしくお願いいたします。
「自分の身は自分で守る」ための保険
編集部 早速ですが、お二人がどのような形でドクターや医療機関に保険のご提案をされているのかお聞きしてみましょう。まずは成木さんいかがですか。
成木 はい。本日はよろしくお願いします。私の場合は、ドクターが開業されたタイミングでの生命保険の見直しや新規のご提案。それに開業時にクリニックに必要な損害保険のご提案などを中心にお話しすることが多いのですが、その時点で先生方のその後の人生設計や事業計画に合わせた先々の保険設計の基本などもお伝えするようにしています。
編集部 それはどのようなことなのでしょう?
成木 一般の方の保険に置き換えてみれば分かりやすいかも知れませんが、会社勤務のご主人と、自営業で、例えば八百屋さんのご主人がおられたとします。毎日働いて生活を送っている点では同じですが、ご主人に万一のことがあった場合には、事情がちょっと変わってきます。
竹田 それは分かりやすい例えですね。私も良くそんな話しをしています。つまりは、会社勤めの場合には、勤め先の福利厚生が充実していて、厚生年金に雇用保険。きちんと毎月決められた金額の給与が支給され、有給休暇だって法律で保障されています。さらには退職金まで用意されていて、それは定年退職でも、また、万一の死亡時でも受け取ることができますよね。
成木 その通りです。ドクターも全く同じではない点もありますが、勤務医の時代はある意味、一般の会社勤めのご主人方と同じようにお勤め先の病院などの福利厚生や勤務規程の恩恵を受けている側面があります。一方、先ほどの八百屋さんの例ですと、ご自身は商店主でいわば社長さんです。当然店が繁盛してくれれば大きな利益を得ることもできますし、自分のやりたいように仕事を進めて将来お店を広げる楽しみもあります。ただ、会社勤めと大きく異なるのは、頼れるのは基本的に自分だけというところでしょうか。
編集部 つまりは、「自分の身は自分で守る」ということですね。
竹田 新規開業というのは、ドクターにとって人生の一大事で、あらたに事業主としての第一歩を踏み出すことですから、そうした立ち位置の変化を良くご理解いただいて、大いに成功していただきたいです。生命保険というのは、一人一人のライフサイクルにあわせて設計しなければなりませんが、特にドクターの開業時には、本当に保険の再点検が必要だと感じています。診療所経営という新たな事業に船出された先生方にとって、まず考えていただきたいのは、院長先生あっての診療所であるということです。そんな当り前の事と言われそうですが、案外皆さんきちんと考えられたことが無いのではと思うのです。
編集部 その通りですね。先生が毎日元気に診療を続けられてこそのクリニックなのですが、万一の場合なんていう想定を開業時に真剣に考えておられるドクターは少ないかも知れませんね。
成木 そこで、開業時に必要な保険をここで少し取り上げてみたいのですが、これは既にご開業されておられる先生方にも必要なものです。具体的には、
1.院長先生のお体に関するリスクをカバーする保険
2.施設である診療所に関するリスクをカバーする保険
3.更には診療行為そのものに対するリスクをカバーする保険
およそこれらに分類されるのではないでしょうか。

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